三十代前半の女性のかたからの相談です。
婚活と選択のパラドクス
出会いがなければ、マッチングアプリや婚活パーティー、結婚相談所など、行動あるのみでしょう。
勝間和代さん曰く「じゃんけん、じゃんけん、また、じゃんけん、いつか勝ちます」で、いい出会いのためには量を増やすのもよい方法です。
でも、頑張って婚活しているのに、
なぜ、いい出会いがないのでしょう?
原因はいくつか考えられますが、
ひとつは「選択のパラドクス」に陥っている可能性があります。
選択のパラドクスとは、
選択肢が増えるほど、選択するのが難しくなるという心理学の理論です。
選択肢が多いほど満足度は高まるように思いますが、
多すぎると選択肢を比較検討することに疲れて、決定することにストレスを感じるようになるのです。
人間の判断力って、思っているよりも不完全なんです。
婚活だと、選べる男性が増えるほど期待値が上がる一方で、
選んだ男性は期待値を満たすほどではなく、満足できないということが起こりがちです。
その結果、時間は過ぎて、競争力も失われて、婚期が遅れる事態にもなりかねません。
いい出会いを考える
だから、どこで満足するのか、自分にとっての「いい出会い」の条件について、真剣に考える必要があります。
もしかしたら、誤った先入観にとらわれて、いい出会いを見逃していたのかもしれません。これまでの出会いを振り返って
- どんな相手だったのか
- どこがよくて、どこがダメだったのか
- なぜ、話が進まなかったのか
などを書き出してみると、今後につながる発見があるかもしれません。
また、いい出会いかどうかを判断するのは自分ですから、
いま一度、自分と向き合うことも大切です。
本当は結婚相手になにをもとめているのか、そして、自分は結婚相手になにを与えることができるのか、ということですよね。
女性の場合、男性の職業や年収ばかりに目がいきがちですが、
本当は一緒にいて落ち着ける男性をもとめているのかもしれません。
占いにできること
では、占い(算命学・四柱推命)は婚活にどのように役立つのか?
①性格・魅力
他人との表面的な違いは、自分でもよくわかります。
でも、なぜ、そのような考えかた・感じかた・行動をするのかは、自分でもきちんとわかっていなかったりします。
また、本当に得意なことって、
自分にとっては当たり前すぎて、実はなかなか気づかないものです。
好きなことに心の底から熱中している姿、
傍から「すごいなあ」と思われることを無意識のうちにやっている姿、
それが「ありのままの自分」であり、あなたの魅力になります。
占いは、あなたの知らない性格や魅力に気づくきっかけになるかもしれません。
②二人の相性
相性というと、好きなことや嫌いなことが似ているとか、おもてに現われるところに目がいきがちですが、
そういう表面的な部分は、時間や環境などによってよく変わったりします。
それより、相性を考えるときに重要なのは、
ものの考えかたや感じかた、こだわり、価値観などが似ている、あるいは、お互いに理解し合えるかどうか、です。
たとえば、趣味が同じ鉄道(鉄ヲタ)でも、撮り鉄、乗り鉄、時刻表鉄、収集鉄、妄想鉄・・・と、いろんなタイプがいますよね。
彼らは、互いに相いれないというか、鉄分(鉄ヲタの度合い)が高いほど、壁も高い。なぜか?
同じ鉄ヲタでも、感じかたやこだわり、アプローチなどが違っていて、行動範囲も重ならないからです。
鉄道を撮るのと鉄道に乗るのとは同時にできないので、撮り鉄と乗り鉄は行動パターンが異なります。
また、撮り鉄がメカ好きから鉄ヲタになったひとが多いのに対して、
乗り鉄は旅好きから鉄ヲタになったひとが多く、鉄道に対する価値観も異なります。
結婚も同じです。
ものの考えかたや感じかた、こだわり、価値観などが相いれないと、キツい・・・一緒にいる時間が長いわけですから。
占いでは、そのような本質的な部分を中心に相性を観て、気になるところがあれば一緒に解決方法を考えます。
③宿命・運勢
宿命から、どのような結婚が向いているのかがわかります。
たとえば、自分は結婚相手になにをもとめているのか?
- 夫/妻らしいひとなのか
- 面倒を看たくなる子供っぽいひとなのか
- 親のように叱ってくれるひとなのか
など。また、結婚に運勢が味方してくれる時期なのか、
そうでなければ、いつ頃、そのような時期が来るのか・・・。
時期を選べるのならそのほうがいいですし、
選べずに運勢が味方してくれない時期に結婚するしかなくても、障害を乗り越える方法を一緒に考えることもできます。
宿命と実際の状況を観ながら、一緒に婚活戦略を考えます。
ご興味があれば、
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